2026年4月28日|りのか栽培記録。草マルチによる保湿と、未来のための花芽摘み

本日は、高原町の畑にて、先日定植したレモン「璃の香(りのか)」の管理作業を行いました。実施した作業は、株元のマルチングと花芽(はなめ)の摘み取りです。若木を健全に育てるために欠かせない、これら初期管理の様子を記録します。

本日の作業1:以前刈った草を活用した「草マルチ」

前回の記事で「近日中の予定」としていたマルチング作業を実施しました。素材には、以前この畑で刈り取り、集めて乾燥させておいた草を使用しています。

作業の目的と手順

乾燥した草を、璃の香の株元へ丁寧に敷き詰めました。これにより、以下の効果が期待できます。

  1. 土壌水分の保持: 高原町の強い風や日差しによる土の乾燥を防ぎ、根の活着(根付くこと)を助けます。
  2. 雑草の抑制: 株元への日照を遮ることで、新たな雑草が生えるのを抑えます。
  3. 地温の安定: 直射日光による地温の急上昇を防ぎます。

圃場の資源を循環させて活用する、誠実な方法で株元を保護することができました。

本日の作業2:成育を最優先する「花芽摘み」

マルチングに続き、苗木についている花芽をすべて摘み取る作業を行いました。

なぜ、今ある花を摘むのか

璃の香の苗木は、すでにいくつか可愛らしいつぼみを覗かせていました。しかし、定植2年目の若木にとって、花を咲かせ、実をつけることは極めて大きなエネルギーを消耗します。 この時期に果実をつくらせてしまうと、エネルギーがそちらに優先して使われ、最も重要な「根」や「枝葉」の成長が止まってしまいます。最悪の場合、木全体が弱ってしまうリスクもあります。

未来の収穫のために

今年は実を収穫したい気持ちをぐっと堪え、つぼみの段階で摘み取ります。これにより、木全体のエネルギーを樹体の拡大(木を大きくすること)へ集中させます。1年目にしっかりと丈夫な骨格(枝ぶり)と、深く張った根をつくることが、来年以降の安定した大収穫への確実な近道となります。

まとめと今後の展望

本日の作業で、璃の香がこの土地で生きていくための足元の環境が整い、成育パワーを木そのものへ向ける準備ができました。畑の草が苗を守るマルチとなり、未来のために今ある花を摘む。一つひとつの作業に意味があることを実感しています。

今後の管理予定

  • 水やりの継続: 草マルチによる保湿効果はありますが、根が十分に張るまでの約2週間は、土の乾燥具合を注視し、必要に応じて水をあげます。
  • 新芽の観察: これから吹いてくる新芽をアゲハチョウの幼虫などから守るため、こまめな観察を続けていきます。

理想的な土壌酸度(pH)と、丁寧な初期管理。璃の香が高原町の風土に馴染み、元気に枝を伸ばしていく姿を楽しみに、引き続き誠実に向き合ってまいります。

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